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5月5日 弥四郎発(7:00) 白砂田代(9:53) 沼尻(10:25) 三平峠(12:25) 一ノ瀬(14:00) 大清水(15:00)out

[ コース時間 ]

5月3日 鳩待峠in(8:45) 小至仏山(12:45) 至仏山(14:40) 山の鼻 至仏山荘(17:15)


尾瀬回遊日記

2006年11月25日

富士見峠・アヤメ平

2006年11月3〜11月4日

尾瀬ヶ原・尾瀬沼

2006年10月22日
大江湿原

2006年9月30〜10月1日

燧裏林道・三条の滝・尾瀬ヶ原

2006年9月9〜10日
尾瀬ヶ原

2006年5月3〜5日
至仏山・尾瀬ヶ原・尾瀬沼

2006年6月3〜4日
尾瀬ヶ原

2006年7月1〜2日
小至仏山・尾瀬ヶ原

2006年7月15日
大江湿原

2006年7月29〜30日
大江湿原・尾瀬ヶ原

2006年8月19〜20日

大江湿原・燧ヶ岳
 待ちに待った今年初の尾瀬への入山である。並木駐車場には3時頃に到着したが、天候次第では鳩待峠から大清水への縦走を計画していたので、鳩待峠まで車であがらず並木に駐車して公共交通を利用することにした。バスが出発する7時半過ぎ(今年は鳩待峠までの道の斜面に雪が多いことから雪崩の発生が懸念されるため津奈木のゲートが開くのが8時らしい。)まで時間があるので仮眠することとした。戸倉からバスに乗車したものの鳩待峠まで渋滞が発生しているためなかなか着かない・・・・。いらいら・・・・・。到着が9時以降になると至仏山への登山が時間的に厳しくなるので早く到着して欲しい。路上には待ちきれない人々が途中下車し歩いて鳩待峠を目指す人が出てきた。しばらくすると渋滞の発生源が見えてきた、凍結した路面にノーマルタイヤで来ている一般車が坂を上れずにスリップしてるのがこの渋滞の原因とは雪山に来る心構えがなっていない・・・プンプン。

 イライラしていたら、8時45分に鳩待峠に到着!!。急いで朝食と準備を整えて(スノーシューとアイゼンを用意してきたがとりあえずアイゼンを装着)9:15分に出発。天候は快晴、絶好の登山日よりだ。夏の登山道に沿って進むが普段とは異なる風景にワクワクする。しばらく登ると燧ヶ岳が見えてきた。青空と雪の白そして燧ヶ岳、何と美しい景色だろう。最近は、バックカントリースノボーが流行っているらしくスノーボードを背負った若者がスノーシューを履いて山頂を目指して登っている。13時前に小至仏山でおやつ休憩をとり、15時前に至仏山山頂に到着した。白い尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の素晴らしい風景を眺めながら軽い昼食をとる。入山が遅かったので急いで山の鼻を目指して降りることにした。高天ヶ原には雪が乗っていないため夏の登山道とは異なるルートを選択したが、雪が柔らかく踏み抜きに注意しながら下山した。それでも山の鼻至仏山荘には17時過ぎに到着した。部屋に入ると食事の時間が迫っていたので急いでお風呂に入り汗を流した。夕食後には支配人と山の鼻ビジターセンターの所長さんと歓談して消灯時間に就寝した。 

 朝6時前に目が覚めた。時間があるので朝食後ゆっくりと準備・・・・。9時前に至仏山荘を出発!今年も雪の影響で原の川上橋が通行止めとなっているようだが、何とか通れるようであるが、せっかくなので普段通行することのできない迂回コースを進むことにした。この時期の尾瀬ヶ原は、何処でも歩けるので楽しくて、楽しくて、ウロウロできて感激である!今年は特に雪が多く、踏み抜きに注意することなく安心して歩くことができる反面、スノーシューを履いてても雪が重く非常に疲れる。竜宮小屋に到着すると昼食のラーメン(塩味、餅入り)を頂いた。食事後に小屋主さんと至仏山を眺めながら歓談していると、今朝竜宮小屋から景鶴山を目指して登山してきたグループが戻ってきた。いつかは景鶴山を登ってみたいものの、一昨年の滑落事故を考えると躊躇してしまう。
 16時前に弥四郎小屋に到着した。お決まりの弥四郎の清水で喉を潤す。こんなに雪に埋もれていても、この清水だけはいつものように流れている・・・・ありがたいことである。この時期の弥四郎小屋は開業したばかりで、トイレが流せないのは当たり前、さらに今年は断水でお風呂は弥四郎の清水からポンプで湯船に入れている関係で、2つある湯船の1つをトイレ、洗面用の水として利用し、もう1の湯船を女性と男性が交互に入浴するようである。不便でもこの時期に弥四郎小屋を利用するのは、お風呂に入りながら至仏山が眺められるからである。雪の尾瀬ヶ原に至仏山を見ながらの入浴は何と贅沢なことだろう。入浴と夕食後は夕焼けを願って原で待機・・・・。あまり焼けなかった・・・残念。

 翌朝は5時に目が覚めて、ご来光を期待して尾瀬ヶ原で待機・・・・。あまりの寒さに耐えきれず部屋に退避してしまった。朝食後小屋を出発することにした。天候は快晴なので我々の班は予定通り、段小屋坂〜尾瀬沼縦断〜大清水経由で下山することにした。おとうとおねぇの班は、このまま山の鼻〜鳩待峠経由で下山するようで、ここで自由行動となった。
 我々はとりあえず白砂峠を目指してだらだらと雪原の斜面をスノーシューで歩き続けた。イヨドマリ沢を過ぎた辺りの急斜面から安全を考慮してスノーシューからアイゼンに変更した。白砂峠を越えて白砂田代に着いたら、おやつ休憩をとった。弥四郎小屋の主人から「尾瀬沼を渡るなら午前中が安全だよ。」と聞かされていたのでとりあえず沼尻に向けて歩き始めた。沼尻休憩所は去年以上に雪に埋もれていた。小休止をして一気に三平下を目指して歩き始めた。尾瀬沼の真ん中付近に来ると燧ヶ岳の全体が確認できる。青空を期待したが無理そうだ。徐々に三平下の水門が大きくなってきた。もう少しだ・・・・。この時期の尾瀬沼は雪解けが岸側から始まるので、三平下が近づくにつれて緊張してくる。案の定、岸近くでは雪原にキレツが入っている。気をつけてキレツを跨ぐとひと安心。三平下で燧ヶ岳を見ながら弥四郎の清水でおかゆを作った。食後に暖かいコーヒーを頂いて大清水を目指して出発することとした。アイゼン付きのスノーシューなので三平峠の直登を楽々登れる。ツボ足で歩いてるおじさま達が不思議そうにスノーシューを見ていた。三平峠の途中で燧ヶ岳に別れを告げた。三平峠からはスノーシューからアイゼンに変更して、十二曲がり〜一ノ瀬まで踏み抜きに注意しながら下り続けた。一ノ瀬に着いたらここから大清水まで砂利道の下り坂をだらだらと歩き続けた。天候にも恵まれ、充実した今年最初の尾瀬回遊でした。
               おわり・・・・・・。

5月4日 至仏山荘発(8:40) 竜宮小屋(13:00) 見晴 弥四郎小屋(15:40)

2006年5月3〜5日 鳩待峠in-小至仏山-至仏山-山の鼻-竜宮小屋-見晴-段小屋坂-尾瀬沼-三平下-一ノ瀬-大清水out