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日本一早い大雪山の紅葉!満喫の回遊記録

花の大雪山!赤岳〜小泉岳と沼めぐり

花の大雪山!白雲小屋連泊で高山植物満喫!

山の回遊記録

7月の大雪山高山植物満喫の回遊記録

大雪山

 今回は、初のテント2泊で高根ヶ原と小泉岳のお花畑を満喫!を目的に大雪山に入山したが、好天に恵まれたのは、12日のみであった。しかし、この1日がテント及び三脚、食料などの重い荷物を担ぎ上げた労を癒してくれた。特に、12日の夜は一時だったものの満天の星を観ることが出来た。
 大雪山・・・・標高そのものは本州の3000m級の高峰には及ばないものの、長い稜線歩きに設備の整った山小屋のない不便さ等、自然の厳しさを体験し、そこに生きる高山植物の豊富さは、本州には無い魅力に満ちあふれてる。
 何時か、化雲平のお花畑とトムラウシや五色ヶ原のお花畑・・・・憧れの地を訪れたいです。

高原温泉に無事に到着です。下山後は、恒例の白濁した温泉で山の汗を流します。

第一花畑も雪の下でした。今年の大雪山!北海道は地球温暖化の影響なのか?ちょっと変です。

何とか第二花畑まで降りてきました。が、お花畑は・・・・・雪の下です。

緑岳山頂付近では、体を持って行かれるほどの暴風雨です。体に当たる冷たい雨が痛いですぅ。

超!超!悪天候の中で板垣新道を進みます。

下山日の朝は、ガスガスです。テントをたたむと強風!本降りの雨となりました。

エゾタカネツメクサです。本州のタカネツメクサの母種だそうです。(避難小屋周辺に多いです。)

ジンヨウキスミレの大群落を発見!絶滅危惧種に指定されていますが大雪山では多いです。

北海道固有種のメアカンキンバイの大群落です。

小泉岳山頂・・・・同じ名前なので何故か嬉し恥ずかしな気分です。

ホソバウルップソウとエゾタカネスミレによる小泉岳の彩りと白雲岳

エゾタカネスミレの大群落と白雲岳

昼食後は、お花の宝庫!小泉岳を回遊します。チョウノスケソウが最盛期です。

ブーケのような大株のエゾコザクラと白雲岳避難小屋。(外装の色が煉瓦色に変わりました。)

避難小屋の水場では、エゾノリュウキンカが見頃です。

行きに蕾だったチシマノキンバイソウが咲いていました。北岳の草すべりに負けない群落です。

ヒグマ出没で常時通行止めの三笠新道分岐まできました。ここで白雲岳避難小屋まで戻ります。

ホソバウルップソウの大群落と忠別岳。砂礫地に”にょきにょき”ホソバウルップソウ!。

次は、ホソバウルップソウの大群落です。もう、感動ものです。

凄い!!キバナシオガマの大群落です。

ホソバウルップソウと白雲岳(少し雲が多くなってきました。)

遠くに忠別岳その遙か彼方にトムラウシを望みます。大雪山の広さを実感します。

北海道一の高峰!旭岳が姿を現しました。

コマクサと白雲岳。

チシマキンレイカと白雲岳です。好天の稜線歩きは気持ちいいです。

朝霧の雫を纏ったチングルマがキラキラして美しいです。大雪山のチングルマの花は、大柄です。

高根ヶ原のお花畑を目指して出発。避難小屋周辺では、ジンヨウキスミレが咲き乱れています。

翌朝の12日は快晴。高根ヶ原の雲海が素晴らしいです。

夕方になり天候が回復してきたので小屋周辺を散策!ミヤマアズマギクの大株が見頃でした。

白雲テント場に到着し、テントを設営してほっと一息です。(我がテントは手前のゴアライトXです。)

冷たい暴風雨で顔が痛いです。そんな中でカッパのズボンを履く人が!(白雲岳分岐)

小泉岳と白雲岳との分岐まできました。悪天候なので、寄り道せず白雲テント場を目指します。

新鮮なホソバウルップソウを発見!厳しい環境で良く咲いています。

山頂付近では、寒さにめげずエゾタカネスミレが最盛期を迎えています。

赤岳山頂まできました。稜線なので、強風!強い霧雨、気温低下、北の山の洗礼を受けます!!

第四雪渓もご覧の有様で残雪豊富です。この辺りから天候は更に悪化してきました。

それでも雪解けした箇所では、大雪山特有の赤いミネズオウやイワヒゲが鑑賞できます。

第三雪渓が見えてきました。お花畑で有名な場所ですが、今年は残雪が多くお花は観られません。

エソイソツツジの高山タイプの”ヒメイソツツジ”です。違いは葉っぱの幅が小さく全体的に小型。

大雪山固有種のキバナシオガマの大株を発見!日本でこの花を見られるのは大雪山だけです。

昔に比べてコマクサの個体数が減った感じがします。

コマクサ平に来ました。この当たりから天候が怪しくなり、気温がグッと下がってきました。

葉が太いのがエゾイソツツジです。満開です!

第二花園を過ぎた所で”ジンヨウキスミレ”を発見!

第二花園も雪の下です。雪渓の脇では、キバナシャクナゲが彩ります。

標高があがってきました。遠くに銀泉台の駐車場を俯瞰出来ます。若葉の緑が好い感じです。

予想通り、第一花園は雪の下でした。予想以上に雪解けが遅れているようです。

大雪山特有?紫色のショウジョウバカマが登山道を彩ります。

雪渓が残る第一花園を望む斜面ではエゾイソツツジが見頃です。

赤岳登山口の看板から本格的な登山が始まります。

銀泉台〜赤岳登山口までの林道では、ウコンウツギが最盛期です。

赤岳登山口の銀泉台から入山です。右の看板にある水は、地下水なので煮沸不要です。

 2009年の大雪山は予想以上に雪解けが遅れており、当初は沼ノ原から入山し、忠別岳〜高根ヶ原〜白雲岳〜緑岳〜高原温泉の縦走を計画していたものの、現地での情報で、五色ヶ原のお花畑は残雪が覆われていること、高根ヶ原と小泉岳の稜線の高山植物が見頃とのことから、急遽予定を変更し白雲岳に2泊して、高根ヶ原(往復)と小泉岳(周遊)で高山植物を満喫することとした。入山は、標高が高く、高山植物が豊富な”銀泉台〜赤岳”から入ることにした。11日の天気予報は、晴れ曇り!意気揚々と入山するものの、赤岳山頂付近から大雪山の厳しい洗礼を受けることとなった。
(撮影:LUMIX LX3)

花の大雪山!銀泉台〜赤岳〜白雲岳(連泊)〜高根ヶ原〜小泉岳(周遊)の回遊記録

2009年7月10日 大雪高原温泉 泊
2009年7月11日 高原温泉〜タクシー(8300円)〜銀泉台〜赤岳〜白雲岳避難小屋 (テント泊)

           7:50 銀泉台in 〜第一花園(8:40)〜第二花園(9:10)〜コマクサ平(9:50)〜第三雪渓(10:30)〜第四雪渓(10:30)〜赤岳山頂(12:00)
           〜白雲岳避難小屋(14:00)
2009年7月12日 白雲岳避難小屋(7:00)〜高根ヶ原三笠新道分岐(9:30)〜白雲岳避難小屋(12:00)〜板垣新道〜小泉岳(14:50)
           〜白雲岳避難小屋(16:00) (テント泊)
2009年7月13日 白雲岳避難小屋(7:30)〜板垣新道〜緑岳(8:10)〜第二花畑(9:50)〜第一花畑(10:00)〜高原温泉(10:50)