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2006年9月9〜10日 鳩待峠in-山の鼻-竜宮小屋-見晴-竜宮小屋-ヨッピ-山の鼻-鳩待峠out

9月9日 鳩待峠(6:00) 山の鼻(7:00) 牛首(8:40) 竜宮小屋(11:40) 見晴(12:40) 竜宮小屋(13:40)

9月10日 竜宮小屋(7:00) ヨッピ(7:40) 牛首(8:30) 山の鼻(9:00) 鳩待峠(10:20) 

[ コース時間 ]

 草紅葉の見頃を迎える前の尾瀬ヶ原はこれと言った見所もなく閑散期である。この時期の尾瀬は、人も少なく夏と秋が同居して草原の色合いの変化が楽しめる時期である。

 いつものように並木の駐車場には、3時頃に到着してタクシーが出発する4時00頃まで仮眠を取ることにした。4時30分過ぎにタクシーの待合所に向かうと4人ほど乗車を待っていた。我々を含めて6人、あと3人で出発だなぁと考えていたら、ちょうど男性3組のパーティがこっちに向かってくる。意外とすんなり9人集まり、無事に鳩待峠へ向けて出発した。

 鳩待峠に着いた。今日の回遊ルートでは時間にゆとりがあるので、準備と朝食をゆっくり済ませた。朝食後に空を確認すると、霧に包まれているものの、天気予報では晴れ時々曇りの予報なので晴れを期待して山の鼻を目指して足を進めた。

 初秋の雰囲気を感じながら木道を歩いていると、気が早いツタウルシが紅葉している。山の鼻が近づくとサラシナショウマやトリカブトが最盛期を迎えている。山の鼻に着くと至仏山荘にザックをデポして見本園を確認することにした。見本園は事前の情報通り”熊出没”のため一周はできないものの、地塘のオゼコウホネとヒツジグサを見るとオゼコウホネはすでに終わっていたがヒツジグサは蕾がまだ残っていた。見本園には心地よい秋風が吹いており相棒はベンチでウトウトと寝てしまった。まあ、今日は時間がたっぷりあるので、小生は至仏山の登山口まで行ってみた。すると、ミズギク、ウメバチソウ、イワショウブが見頃を迎えていた。空は天候が好転し晴れてきて夏の日差しとなってきた。ちょうど相棒が目を覚ましたので、とりあえず牛首まで行くことにした。尾瀬ヶ原は緑〜草紅葉に向けて色づき初め、夏に最盛期を迎えた花々達は順調に実をつけている。牛首に着く頃には、日差しが更に強くなり日陰を求めて次の休憩ポイントを下の大堀川に決めて足を進める。下の大堀川付近の地塘ではナナカマドが紅葉の見頃を迎えてる。三脚を立てて撮影していると、竜宮方向からこの時期では珍しく団体がこちらに向かってきた。あっ!何と団体の先頭を歩いているは、去年まで元湯山荘の支配人をしていた神崎さんではないか、今年から戸倉の事務所勤務となったので尾瀬ヶ原で顔を合わすのはこれが初めてだ。簡単な挨拶と立ち話をして分かれた。

 竜宮小屋には12時前に着いてしまった。受付を済ませると部屋にザックを置いて、見晴まで探索することにした。竜宮小屋を過ぎて下田代まで来るとめっきり人が少なくなり静かな尾瀬を堪能することができる。秋雨の前の晴れに燧ヶ岳も気持ちよさそうである。見晴に着くとお決まりの弥四郎の清水を一口・・・ごくごくっ。ちょうど昼時なので飯にすることにした。今日の昼はカップ麺である。勿論お湯は弥四郎の清水を沸かして頂いた。食後のコーヒーを飲んだ後に相棒がまたまたベンチの上で寝てしまったので、チョウジギクとオゼヌマアザミを見に通称”ラン街道”の途中まで行くことにした。チョウジギクは最盛期を過ぎていたがとりあえず撮影した。撮影を済ませると少し早いが、竜宮小屋に戻ることにした。

 竜宮に戻ると夕焼けまでにはまだ時間があるので部屋で仮眠を取ることにした。目が覚めると、16時を過ぎていたので早速、お風呂で汗を流した。お風呂から上がり部屋の窓から尾瀬ヶ原を眺めた。流石にこの時間になると日中の日差しが和らいで初秋を肌で感じられる。まだ、夕食まで時間があるので風呂上がりの夕涼みと撮影を兼ねて竜宮十字路のベンチで黄昏れることにした。夕方になると徐々に雲が多くなり夕焼けの期待が絶望的となってきた。・・・・とほほっ・・残念。食事を済ませて部屋に帰ると睡魔に襲われ、目覚ましを4時にセットして就寝した。

 目覚まし時計を4時にセットしたものの、朝の3時頃に目が覚めてしまった。辺りはまだ暗いが目が覚めてしましたので、窓から尾瀬ヶ原を眺めていた。月がとても明るい、今日も晴れそうだ。4時30分頃になると徐々に辺りが明るくなってきたので、カメラを持って撮影に出かける事にした。霧が濃く太陽は昇ったが霧の中に隠れてしまった。しばらく朝焼けを持ったが6時近くになったので小屋に戻ることにした。朝食を済ませると霧が晴れてきたので白い虹を期待したが見ることはできなかった。出発の準備を済ませるとヨッピ経由で山の鼻を目指すことにした。ヤマドリゼンマイが色づき始めている、今朝は風も強くなく地塘に写り込む至仏山が美しい。ヨッピ橋手前の木道工事は終了していた。しばらく歩くと逆さ燧ヶ岳が拝める大きな地塘を通ってタラタラと牛首〜山の鼻まで一気に歩いてしまった。

 山の鼻では、竜宮小屋で教えてもらったアケボノソウを探す(竜宮小屋周辺のアケボノソウは、丁度最盛期のものが無かったので、事前に山の鼻に咲いている事を教えて頂いた)ことにした。すると、原の入り口付近に大群落を発見!!納得が行くまで撮影した。至仏山荘でお決まりの花豆ジェラートを頂いて、ひと休み・・・・・。帰りに立ち寄る”温泉”と”そば”何処にしようかなぁ〜と考えながら鳩待峠を目指すことにした。
 

 おわり・・・。

初秋の見本園

初秋の薫

朝霧の燧ヶ岳

色づくヤマドリゼンマイ

初秋の静寂

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