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2006年10月22日 御池in-沼山峠-大江湿原-沼尻-大江湿原-沼山峠-御池out

10月22日 御池(5:30) 沼山峠(5:45) 大江湿原(6:15) 沼尻(9:00) 
        〜大江湿原(10:30) 沼山峠(12:00) 御池(12:20)

[ コース時間 ]

 尾瀬沼大江湿原のシンボル”三本カラマツ”の黄葉が進んでいる写真を見て、今週末を逃したら落葉してしまうかも?との思いから、いてもたってもいられず日帰りで行くことを決めた。

 日付が変わる直前に東北自動車道に入り西那須野ICを目指して淡々と車を走らせた。ETCを利用すした夜中0時〜4時の高速道路料金は30%割引になるのでありがたい。西那須野ICをおりたら御池を目指して峠道を進んだ。檜枝岐付近に入ると路面温度を示す掲示板が4℃を示している!これなら霜かぁ〜と期待が膨らんだ。飛ばしたつもりはないが、御池には予定時刻より30分早く2:45分頃に到着してしまった。御池の駐車場は流石にシーズンが過ぎたためか、駐車している車の数は少なく出口付近に駐車することができた。沼山峠への始発バスは5:30分なので、とりあえず仮眠を取ることにした。この時期の夜間・早朝は冷え込みが厳しいためゴアテックスのジャケットの下にダウンベストを着込んで寝ることにした。

 5:00に携帯電話の目覚まし音で目が覚めた。辺りはまだ暗く車の窓ガラスが外気との気温差で曇っている。外に出ると予想通り寒いので、ジャケットの下にダウンベストを着たまま出発の準備を始めた。準備が整い御池休憩所前に停車している始発バスの方に歩いていくと、扉が開いてたので出発までは15分以上あるが寒いので乗車して待つことにした。5:30分バスの出発時刻になった・・・・私を含めて2名の乗車、シーズンオフを実感する。沼山峠に着いた。同乗していた人は一目散に入山してしまった。私は閉まっている沼山峠休憩所で朝食を取るか考えたが、霜を期待して一路大江湿原を目指すことにした。沼山峠の木々は落葉が進み、多くの落ち葉が木道の上に乗っていることからスリップに気をつけながら慎重に歩みを進めた。沼山峠展望台を過ぎてからは、尾瀬好きの間で話題になっている”オコジョ〜っ”との出会いを期待して足音を立てないように歩いたがオコジョには会えなかった・・・・。



 大江湿原が見えてくると霜にも会えずダブルショック!。しかし、三本カラマツの黄葉は最盛期を丁度過ぎたくらいで、鮮やかな黄金色が遠くからでも確認できる。まだ、太陽の日差しは厚い雲に阻まれている。これで日が差せば最高の演出となるだろう。雲の動きが速くなってきたので撮影ポイントへ急ぐ事にした。撮影ポイントをヤナギランの丘付近からか、長蔵小屋裏の定番ポイントのどちらにするか・・・・悩んだ末、朝食を取っていないのでベンチのある長蔵小屋裏のポイントに決めた。ポイントのつくと関西弁で話をしている4〜5人のカメラマンが三脚を立てて撮影している。小生も一番隅に三脚を立てた。燧ヶ岳も雲の中、日差しが指すまでにはまだ時間がありそうなので急いで朝食(途中のコンビニで購入した調理パンとおにぎり)を取ることにした。朝食を取っていると浅湖湿原に日が差し始めたので、パンを咥えたまま慌ててカメラに走った。しばらくすると、三本カラマツにも日差しが当たり始めたが、雲の動きが速いため日差しの動きが読みにくく、シャッターチャンスのタイミングが難しい。ファインダー内の三本カラマツは日差しを浴びて黄金色に輝き、美しさを増加さている。しばらくすると、雲は無くなり大江湿原全体に日が差し始めた。燧ヶ岳に目を向けると枯れ木になった山頂付近が見え始めた。青空と青い尾瀬沼に燧ヶ岳何時見ても飽きない美しい景色である。



 今回の目的である三本カラマツの黄葉を見ることができたが、日帰りとはいえ山を下りるのは早いので”オコジョ〜っ”との出会いを期待して人の少ない尾瀬沼湖畔をゆっくりと歩くことにした。沼の木々は落葉が始まっている。沼尻湿原に出ると秋風が心地よい。沼尻休憩所は閉まっておりブルーシートに包まれ、水場も止められている。幾つかあるベンチでは数人のハイヤーが休んでいる。休憩所に着くと丁度テーブル席が空いたので暖かいコーヒーを入れるためにお湯を沸かした。10月中旬を過ぎると尾瀬の休憩所や小屋は店じまいを始めるため、沼尻休憩所での水場が期待できなかったので長蔵小屋入り口の水を入れてきて正解だった。暖かいコーヒーと朝食の残りのおにぎりを食べた。食事をすませると、次のルート選定を尾瀬沼一周かこのまま北岸道を戻るのかを考えた結果、下山後に燧の湯と開山の裁ちそばに立ち寄り、ゆっくりしたいので早めの下山を鑑みて北岸道を戻ることにした。
 大江湿原に戻ると下山するには少し時間があるので三本カラマツ付近と三叉路のベンチで30分ほど”オコジョ〜っ”の出没を待った・が、結局オコジョには会えなかったので来年以降の宿題となった。この三本カラマツが落葉すると尾瀬の季節の終わりを告げる・・・・。
 日帰りだったが落葉前の美しい三本カラマツを見られた印象の残る回遊だった。
 

 おわり・・・。


                          

尾瀬回遊日記
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