秘湯日記

これまでに北日本の「日本秘湯を守る会」の秘湯を中心に入湯してきました。
それらの中から思い出に残る宿や温泉をご紹介いたします。

夏油温泉 元湯夏油

スタンプ
10年前と比べて使い込まれています。

元湯夏油の本館
歴史を感じさせます。

夕食
根曲がり竹や蕗の煮物など幾つかの地の物はあるものの、料理の半分は観光温泉宿にありがちな料理である。山奥に来てズワイガニ、鰹のたたき、ホタテなど海の物などは食べたくありません。

何で変わってしまったのでしょうか?

朝食
バイキング形式で、好きな物を好きなだけ頂けます。しかし、座敷で食すので、どたばた走る子供が居たり、通行人が多くて落ち着いて食べられません。バイキングに座敷は不釣り合い!最低の食環境でした。何とか改善していただきたい。

温泉
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
含炭酸土類石こう食塩泉
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
と泉質の異なる温泉が楽しめる。
しかし、大湯と真湯は源泉の温度が高くかなり熱い。逆に女の湯はぬるいです。
個人的には、疝気の湯と滝の湯の湯温が丁度良いです。


最近の秘湯ブームにより、女性客が増えたためか、男性時間と女性時間帯とに別れており、以前のように好きな時間にお好みの温泉に入れることが出来ないのが残念である。
850年続いた湯治場も、今では観光化されてしまったため、秘湯と呼ぶには相応しくない温泉になってしまった。

夏油温泉は850年の歴史があり、昔ながらの湯治場の雰囲気を残した秘湯である。しかし、以前に訪れた10数年前と様変わりしており、単なる観光温泉旅館と化していたのは非常に残念な事である。また、本当の意味で落ち着ける秘湯がまた一つ消えてしまった。

昔ながらの湯治場の雰囲気

5つある露天風呂の内
真湯(手前)と女の湯(川向)

5つある露天風呂の内
疝気の湯(手前)から見た滝の湯(上)と大湯(奥)

2007年7月